茨城県取手市で税理士事務所を営む、トルシーダ会計事務所の笠井です。
初めてのブログなので、今回は私のこれまでの経歴と、税理士として中小企業の経営支援に取り組むようになった理由を書こうと思います。
この記事でわかること
- 代表・笠井が、総合商社の財務・経理から税理士の道に進んだ経緯
- 地元・茨城の小さな税理士事務所を選んだ理由
- 税理士の仕事に加えて、中小企業の経営支援に力を入れている理由
龍ケ崎で育ち、地域の暮らしに関心を持った学生時代
私は3歳のころから茨城県龍ケ崎市で育ちました。事務所のある取手市から車で30分くらいのところです。今も父と母は龍ケ崎の実家で暮らしています。
大学では、環境問題や、それに翻弄される地域の人々の暮らしに興味を持ちました。地域社会学やフィールドワークが好きで、総合商社の三井物産に入社したときも、配属の希望は環境ビジネスを行う営業部でした。
三井物産で配属されたのは、希望とは違う「財務部」
ところが、入社式の後に発表された配属先は財務部……。
財務部がどんな仕事をするのかもまったくわからないまま、ドナドナのように連れて行かれました。
三井物産では、財務部で貿易決済や資金調達を、経理部では連結決算や有価証券報告書などの全社の経理(のごく一部)を担当しました。
このころから「経理って面白いな」「決算ってお祭りみたいで楽しいな」と感じるようになりました。今はどうかわかりませんが、当時は決算のたびに、部全体がお祭りのように深夜(というか明け方?)まで働いたものです。大変でしたが、若かったので体力的にはこなせましたし、チームでワイワイと数字をまとめ上げていく経験には、大きなやりがいがありました。
その後も、アメリカでの1年間の研修、営業部での仕事、内部統制やシステム管理といったバックオフィスの仕事を経験し、気づけば10年が過ぎようとしていました。
「もっと手触り感のある仕事がしたい」と大企業を離れる
仕事にはやりがいがあり、一緒に働く人たちも優秀で魅力的な人ばかり。もちろん給料も良く、本当に良い会社だと思っていました(今でもそう思っています)。
それでも、大きな会社の本社のバックオフィスは、どうしても現場から遠くなりがちです。扱う金額は大きくても、どこかバーチャルなものに感じられてしまいました。
もちろん、その先も海外子会社への転勤や異動で、現場に近い仕事をするチャンスはたくさんあります。それでも私は、もっと身近な、地域の人たちの役に立つような、手触り感のある仕事を求めるようになっていきました。今振り返ると、学生時代に地域社会学やフィールドワークに惹かれたことと、根っこではつながっているのだと思います。
地元の小さな税理士事務所へ。経営支援の事業を立ち上げる
そして、新卒から約10年勤めた三井物産を退職し、地元の税理士事務所に転職しました。
転職先には大企業やベンチャー企業など、候補はたくさんありました。でも、それではやることはあまり変わらない。そもそも転職する目的はどこにあるんだっけ──。そう考えた結果、選んだのは自宅から車で10分の小さな税理士事務所でした。
ありがたいことに、そこでは所長にやりたいようにやらせていただきました。一般的な税理士事務所の業務に加えて、中小企業の経営支援を中心とする事業を立ち上げ、多くのお客様をサポートしてきました。
7年半勤めた後、独立して開業しました。前の事務所とは、今もさまざまな面で協力関係にあります。
こうして書いてみると、私の根っこにはいくつかの思いがあるようです。
- 現場で頑張っている人の役に立ちたい
- 自分の知識・経験・能力が生かせる場所は、身近な場所にあるはず
- 真っ当な経営のやり方を知れば、もっと良くなる会社がいっぱいある
税理士が中小企業の経営支援に取り組む理由
税理士の本来の仕事は、これからも軸に
一般的な税理士の仕事は、記帳を代行し、決算を組み、申告書を作って税金を計算し、申告することだと思います。
これはとても重要な仕事で、私も今後ずっと軸として大切にしていきます。国から税理士の独占業務として与えられた使命でもあるからです。
それだけでは、中小企業を良くすることに限界がある
一方で、それだけでは中小企業を良くするための貢献に限界がある、とも感じています。
会社を良くしていくには、次のようなプロセスが欠かせません。
- 今の数字をしっかり整え、自社がどこにいるのかを確かめる
- 将来の目標や勝ち筋を見極めながら、計画を立てる
- 計画を実行し、振り返り、修正する
大企業なら当たり前のこのプロセスが、中小企業ではほとんどできていません。でも、できないのは当然です。誰にも教わっていないのですから。
意識の高い経営者は自ら学びます。それでも、学んだことを自社に持ち帰って一人で実践するのは、かなり難しいことです。
まとめ:現場で頑張る経営者に伴走する税理士でありたい
きっと、困っている経営者はたくさんいる。誰かが伴走すれば、もっと良くなる会社がいっぱいある。会社が良くなれば、社長も、従業員も、その家族も、みんなが幸せになる。私にはそのお手伝いができるはず──。
そんな思いから、トルシーダでは経営支援を中心のサービスとして提供していくことにしました。それが、社外のCFOとして事業計画づくりから毎月の振り返りまでを一緒に行う「財務顧問」です。